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ドラマ「アンナチュラル」から学ぶ、『許せない気持ち』と向き合う方法

 

現在毎週金曜日から放映中の、ドラマ「アンナチュラル」第5話で、壮絶な過去を持つミコト(石原さとみ)の言葉に、深いモノを感じたので、考察させて頂きます。

ストーリーについての考察ではなく、ミコトの言葉から考える『許せない気持ち』『乗り越えたい過去』にいつまでも翻弄されない方法についての、私自身の考えなので、興味がある方のみお付き合いください。

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このドラマは、新設された「不自然死究明研究所(UDIラボ)」で働く人々の人間ドラマを中心に描きながら、毎回さまざまな「死」を扱いながらも、スピード感と爽快感を持って、「死」の裏側にある謎や事件を明るくスリリングに解明していく、一話完結型の法医学ミステリーである。(アンナチュラル公式サイトより抜粋)

 

ミコトが言った言葉とは

ミコトは、昔母が無理心中を図ったことで、母だけでなく父や弟まで亡くなってしまうという悲惨な過去を持っています。

こんな辛すぎる過去について、ミコト自身が言ったこちらの言葉が心に残りました。

「納得はしていないけど、整理は出来た」

“こう考えることで、自分は今のところ「よし」としている”という表情で言っているように私は感じました。

 

ミコト自身も睡眠薬を与えられ、練炭自殺にまきこまれて死んでしまう寸前でしたが、たまたまミコトは助かりました。

命は助かったものの、さまざまな「なぜ?」と向き合いながら生きてきたでしょう。

なぜ母は、夫や息子、自分を殺すことに躊躇しなかったの?

ミコトは法医学者であり、練炭自殺についての研究もしていたこともあり、さまざまな情報を集め、なぜに対する答えを様々なパターンで考えたのでしょう。

問い続けても答えが出ないことを考え続けることは、しんどいことです。

「納得はしていないけど、整理は出来た」を読み解く

「納得はしていないけど、整理は出来た」

このミコトの言葉に対する受け取り方はそれぞれだと思うし、脚本家の意図は分かりませんが、まずは「納得」「整理」について読み解いてみたいと思います。

まず「納得する」というのは、「共感できる」という意味が込められているのではないでしょうか。

母が行ったこと、母の気持ちに対して「そっか、そんな理由があるなら無理心中を図りたくもなるよね」と母親の気持ちを分かってあげられる、という状態を「納得する」と表現していると私は感じました。

 

では「整理は出来た」とは、どういう意味なのか。

それは、「気持ちをコントロールする方法を獲得した」という意味が込められていると思います。

事実を客観的に羅列して、そのことから考えられること感じることも、あらゆるパターン想定し、

その中で自分が1番気持が楽になるなれる考え方を見つける。

 

ミコトは「母親が無理真珠を図ったことについては共感できないけど、たくさんの情報を集め、いろんな考え方をしたのち、苦しい気持ちをコントロールできる方法を獲得した」という状態を「納得はしていないけど、整理は出来た」という風に表現しているのではないでしょうか。

実際に、20歳になってから母と父が不仲であったことを教えられ、それによって「整理ができた」ようでもあります。

「母は父と不仲であったことで辛い状況にあったため、無理心中をいう選択してしまった。母には無理心中をする理由があったんだ。」という答えにミコトは着地させたのではないでしょうか・

 

もちろん、毎回毎回予想をはるかに上回るストーリー展開なので、無理心中ではなく真犯人がいました~!なんていう展開もあるし、私たちが予想もつかないような真実が待っているかもしれません。

 

ドラマ自体は今後どう展開されるのか、楽しく鑑賞していくとしますが、

この「納得はしていないけど、整理は出来た」という言葉は、

『許せない気持ち』『乗り越えたい過去』にいつまでも翻弄されない生き方のヒントになるのではないでしょうか。

 

納得できないことは、まずは整理してみると気持ちが楽になる

  • 昔だれかにイジメられた
  • 恋人にいきなり捨てられた
  • 理不尽な上司に2年間パワハラされた(これ私のこと)

乗り越えたい、納得して気持ちを楽にしたい、そう思ってもなかなか許せないこともあります。

そんな時は、無理に納得しなくていい。

まずは整理ができたらいい。

そう思いました。

 

なぜ私はフラれた?

なぜ私はイジメられた?

 

自分以外の人が関わる出来事は、真実は分からないものです。

相手がどういう背景の中、どういう気持ちでその行動をとったのか。

分からないのに、自分ばかり傷ついたから「納得できない」んですよね。

納得できるわけないです。

でも、納得できず許せないままで、気持ちが苦しいのは、相手ではなく自分です。

 

では、どうするのか。

 

「整理」しましょう。

 

まずは事実を客観的に洗い出す。

その後で、考えられる事柄をなるべくたくさんのパターン考える。

その中で、一番自分が納得できることを選び、「この考え方をしたら自分の心は苦しくなくなる」ということが分かる。

納得できなくても、心が楽になったらそれでいいんです。

納得できてなくても、整理さえ出来れば前にすすめるんです。

 

ミコトのように、家族の命に関わる大事件に対してだけでなく、日常のささいなことから「整理する」方法を活用することもできます。

私が2年間上司にパワハラされたことも、「自分に自信がないから、弱者である部下の私をイジメることでしか、自分を保てなかったんだ、きっとかわいそうな人なんだ。」と思うことで、気持ちを「整理」させることが出来ます。

(私は無意識のうちに「整理」していたようなので、とっくに乗り越えていますが。)

 

 

納得が出来なくて、許せないでいる場合、辛いのは自分です。

納得が出来なくても、「整理をする」という選択肢があると思うだけで、少し気持ちが楽に、そして自由になる気がしませんか。