日本人はお金に対して不安があり、貯金を好む民族です。
私も、こんな思いがありました。
- 浪費はしないし、貯金もある程度はあるのに、お金に対して漠然とした不安がある。
- 毎月・毎年黒字じゃないと落ち着かなくて、なるべく貯金を増やしたい。
お年玉はすべて貯金するような性格でした。
働いていた時期は、旅行や飲み会などは行っていたものの、高価な買い物などはしなかったため毎月大黒字。
貯金がたまっていくことに大きな安心感を得ていました。
そんな私にも転機が。
それは、出産をして仕事をやめたこと。
出産をしたことで、
「この子にどんな人生を送らせてあげることができるだろうか」
と考えました。
そして、旦那のお給料だけで生活をしているため、毎月ガツガツ貯金をすることはできない。
「お金に対する漠然とした不安は、どう処理をしたらいいのか」
もやもや考えるようになりました。
「お金を貯めたい!」
そんな思いが強いあまり、人生の判断基準がお金になってはいないだろうか。
- 本当は家族で旅行に行きたいけど、「そんなお金はない」と思ってしまう
- 「食べたいもの」よりも「少しでも安い方」を選んでしまう
- 習いたいこと、挑戦したいことがあるのに、「年間いくらかかるんだろう」といつも計算してしまう
どこに行くにも、お金の計算。
何を食べるにも、お金の計算。
何を始めるにも、お金の計算。
『どれだけお金がかかるか』で考える癖がついてしまっていては、やりたいこともできずに寿命を全うしてしまいます。
はっきり言って、私はそんな人生なんて嫌だ!!!!!
だから、設定しました。
- 「もしも」の時のためにとっておく、貯金の上限額を。
- そして、目的別にいくら貯めるのか、具体的な計画を。
必要以上にお金を貯めている場合、何十年も思い返したくなるような素敵な経験を逃している可能性があります。
この記事では、「家族が安心して」なおかつ「やりたいことをする」ための貯金の方法を紹介します。
お金に対して不安があった主婦が、現時点でたどり着いた家計管理の方法なので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
まどか
\記事のまとめ/
- 「もしもの時のお金」と、「使う予定のあるお金」は別で考える。
- 「もしも」のお金は、家計の1年の支出額でOK。
- 「使う予定のあるお金」は、目的別に積み立てをする。
- 余ったお金は、家族の経験値を高めるような使い方をする。
- 専業主婦でも、月1万円稼げれば、年間で家族の旅費になる。
- 稼ぎ方を増やせば、老後も安心。
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お金を目的別に貯めるという考え方
お金の不安を減らすために、専業主婦である私が実践した「貯金の方法」について説明していきます。
家計の管理をしている人は、参考にしてみてくださいね。
「もしもの時の貯金」と「使う予定のある貯金」を区別しよう
まずは、貯金の種類を2つの概念にわけてみましょう。
- もしもの時のための貯金
- 使う予定のある貯金
この2つに分けて、それぞれいくら貯めていくのか設定することで、根拠のある貯金に繋がります。
「不安」という感情はあやふやなものに対する感情なので、具体的な数字を算出することが不安解消の近道です。
まどか
「もしも」の時の貯金は、いくらあれば安心なのか考えよう
貯金の種類を、2つの概念に分けましたね。
では、1つ1つ詳細をみていきましょう。
「もしも」の時の貯金って何?
「もしも」の時の貯金とは、ここでは「家計の収入がなくなった時」と設定します。
- 夫がリストラされた
- 夫のビジネスが失敗した
- 夫が病気やケガで働けなくなった
私が専業主婦である分、我が家は夫の収入に頼っていることになります。
そのため、夫の収入がなくなった時というのが「もしもの時」という考えになります。
その他の「もしも」はどうするの?
- 家が火事になったら
- 家族が事故を起こしてしまったら
このよううな「もしも」に対しては、保険に入っておけばまかなえます。
だって、家が火事になったら数千万円の費用がかかりますよね。
そんなの貯金しておけるわけがありません。
家族が事故をおこしてしまったら、お互いの車の修理は自動車保険に任せましょう。
子どもが自転車で人をケガさせてしまったら、個人賠償責任保険に任せましょう。
「収入がなくなった」時以外は、保険でカバーできると思えば、ちょっと気が楽になりませんか?
ちなみに、結婚したり出産した後は、保険の見直しは必須です。
個人賠償責任保険は重複していても1つしか使えないので、複数で加入していた場合無駄になります。
夫が住宅ローンを借り、そこで全疾病の保証をつけているのなら、終身保険は減らしてもいいのではないでしょうか。
まずは、今加入している保険の証書を1つのファイルに入れ、現状把握しましょう。
ファイナンシャルプランナーはお金に関する相談のプロなので、保険のファイルを持参し、アドバイスを受けることをおすすめします。
(我が家も相談しました。)
「もしも」の時に必要な貯金額を設定しよう
もしもの定義を「家計の収入がなくなった時」と設定しましたね。
では、ここからは「もしも」のために備える貯金額を設定していきましょう。
ずばり!
「家計の収入がなくなった時」のために貯金額は、
1年間の家計の出費額
で、いいんじゃないでしょうか。
もし、1年間の家計の出費が300万なのであれば、
「もしも」の時のための貯金上限は300万円でいいはずです。
800万円の支出があるのであれば、800万円の貯金をためておくと安心できます。
もし夫がリストラされたり、ビジネスにつまずいたりしても、
1年間いままでと変わらない生活ができていたらその間に再就職ができそうですよね。
奥さんが正社員として働くという選択肢もあるでしょう。
考えたくはないですが、もし夫がケガや病気で働けなくなった場合。
我が家の場合、
- 住宅ローンがチャラになる。(全疾病保証が無料でついているので)
- 重度の障害があれば、ある程度保険がおりる。
- 私が看護師フルタイムに戻る。
これで、家族の生活は守れるはずです。
- 「もしも」の時というのは「収入がなくなった時」
- 1年間の家計の支出額を、貯金の限度額としよう
- 家事や事故などは、保険でカバー


「使う予定のある貯金」は出来る限り具体化しよう
「もしも」の時のための貯金に関しては、上限額を設定しましたね。
では、次に「使う予定のある貯金」を確認していきましょう。
「使う予定のある貯金」は人生単位で考えよう
「使う予定のある貯金」とは、
- 家購入のための頭金
- 車の購入や車検代
- 子どもの入学準備や学費
- 旅行に使うお金
などなどです。
つまり、月々の固定費や生活費ではなく、「特別費」という概念になります。
車の台数やグレード、子どもの人数、行きたい旅行先などで、これらの特別費は各家庭で異なります。
だからこそ、自分たちでしっかり貯金していく額を設定しなければいけません。
住まいにかかわるお金
すでにマイホームを購入している場合は、月々の住宅ローンは毎月の固定費になります。
しかし、地震保険や火災保険は5年に一度、10年に一度、ドカーンと支払いをしなければいけないので、
必要な額÷期間で、毎月つみたてましょう。
たとえば、火災保険が10年で12万円の支払いのばあい、
12万円÷120カ月=1000円
になります。
毎月、1000円ずつ積み立てれば12万円たまりますよね。
他にも、家電製品は10年で買い替えが必要になるので、こちらも積み立てが必要になります。
住宅ローンの頭金を用意したい場合は、そちらも計算してくださいね。
でも、こんなに細かく設定して毎月積み立てるなんて、正直めんどくさいですよね。
ズボラの私にはむり(笑)
だから我が家の場合は、積立式の終身保険に加入しています。
月々16000円の保険料を払っているのですが、5年おきに80万円がおりる保険です。
保証も積み立てもできて、助かってます。
一応自分たちで積み立てが必要な額を計算し、必要な額よりもちょっと多い額がおりるようにしておくと、安心ですよ。
5年おきに80万円がおりれば、家電の買い替えや火災保険の支払いも余裕です。
自分たちに合った積み立て方法で、住まいに関する積み立てをしてくださいね。
車にかかわるお金
車って保有するだけでめちゃめちゃお金がかかります。
- 車の本体
- 車検
- 自動車税
- 自動車保険
- タイヤやバッテリー代
- ガソリン
ガソリンは月々の生活費からまかなうとして、あとは積み立てが必要ですよね。
ローンを組みたくない人は、新車を買った月から次回の車購入代金を積み立てするべきです。
夫250万円、妻150万円の車を10年乗るとしても、
10年で400万円必要になります。
プラス2年に1度の車検、毎年の自動車税、タイヤやバッテリーの買い替え・・・。
我が家は、夫のボーナスごとに40万円ずつ車用の通帳に積み立てることにしました。
突然発生するバッテリーの買い替えなどを、生活費から捻出しようとすると、気持ち的にもダメージが大きいですよね。
生活が苦しいなぁ、なんて思ってしまいます。
だから、車に関する費用は、ボーナス月でドカンととりわけしておけば、安心ですよ。
関連車の費用はボーナスで一括貯金&家計簿の分離がおすすめ!具体的な方法を解説するよ

子育てにかかわるお金
子ども1人育てるためには、2000万円だとか3000万円だとかいう情報がありますよね。
普段の食事や服などの費用は、月々の生活費からまかなうとして・・・。
大きな出費と言えば、学校にかかわる費用ではないでしょうか。
小学校にあがるときには、ランドセルや勉強机が必要です。
(祖父母にお願いしたいところです。笑)
あとは、もし私立の高校や大学に行ったとしたら・・・・。
学費がかかりますよね。
我が家はとりあえず、児童手当を全て学資保険に入れ、18歳に300万円受け取れるようにしました。
あとは、お祝いのお金などを娘の通帳に入れてとってあります。
レジャーにかかわるお金
ここまでは「生活のために積み立てが必要なお金」でしたね。
ここからは、家族のレジャーに関するお金について考えていきます。
- 「もしも」の時のお金
- 生活のために積み立てが必要なお金
これらを具体的に算出したのであれば、あとは家族のレジャー費として使ってしまってもいいのではないでしょうか。
旅行に行ったり、おいしいものを食べに行ったり。
やみくもに貯金額を増やすよりも、遊ぶためにお金を使うことで、人生がより豊かになるのではないでしょうか。
インドア派の家族であれば、最新のテレビゲームを買ってみんなで遊んでもいいですよね。
幸せを感じるようなお金の使い方を、夫や子供と話し合ってみてくださいね。
ちょっとお金が足りない!という場合の具体案
さきほど、レジャー費は残ったお金でまかないましょう~♪
なんて言いましたが、
正直我が家はお金が残らない(笑)
年間の支出を算出してみたところ、微々たる黒字・・・・程度。
だから、ぱぁ~~~っと旅行に行くお金が算出できない。
でも、旅行には行きたい。
そこで!
私がとった具体案というのが、在宅ワークという方法。
子育てしながら、初月で2万円、最高8万円の収入を得た体験談はコチラです。

正直、月々1万円でも大きな黒字です。
だって、年間で12万円たまれば、家族で旅行に行けますもんね。
自宅でちょこちょこっと稼いで、毎年旅行に行けたら・・・なんて考えると、
よし!在宅ワークやってみるか!
って思いますよね。
新しい稼ぎ方も経験できるし、専業主婦の方は「やりがいを見つけた!」と感動しますよ。
まどか
老後の働き方を作っておけば不安が減らせる
さきほどは、家族のレジャー費のために在宅ワークをおすすめしましたが、老後のための働き方を考えるという点でも在宅ワークをおすすめします。
日本人は、老後のお金に不安を持ちがちです。
もちろん私もそうでした。
年金も少ないですしね。
でも、もし老後でもパソコン1つで月数万円の収入が得られたら・・・。
と、思うと、ちょっと安心しませんか?
60歳代で定年して、そこからライター業をしてみたり、ブログで思いを発信してみたり。
イラストを売ったりすることも、今は簡単に出来る世の中です。
今アラサーの私たち夫婦は、定年までまだ30年もあるのです。
この30年の間に、自分たちで稼ぐ方法を増やしておくことは、老後の安心につながるだろうな~と思いました。
アンケート回答やライターのお仕事に挑戦するなら、CrowdWorks(クラウドワークス) がおすすめ。
もし、イラストが描けたり、ハンドメイドが得意ならココナラがおすすめ。
とにかく、双方の仕事内容を確認してみると「自分にもできるかも!」が見つかるかもしれませんよ。

まどか
まとめ
- 「もしもの時のお金」と、「使う予定のあるお金」は別で考える。
- 「もしも」のお金は、家計の1年の支出額でOK。
- 「使う予定のあるお金」は、目的別に積み立てをする。
- 余ったお金は、家族の経験値を高めるような使い方をする。
- 専業主婦でも、月1万円稼げれば、年間で家族の旅費になる。
- 稼ぎ方を増やせば、老後も安心。
かなり個人的意見も多い記事でしたが、いち専業主婦が不安を減らすために、ここ数年試行錯誤した内容になります。
寿命をまっとうする時に
「あ~、たくさんお金を貯めたけど、あの時もっと経験に使っておけばよかったなぁ~。」
なんて思いたくありません。
自分や家族の人間性を豊かにするような、そんなお金の使い方をしていきたいなと思います。
そのためには、自分たちが何が好きで何をやりたいのか、常日頃から考えておくのも大切ですよね。
参考になる書籍
こちらの、「貯金1000万円以下でも老後は暮らせる!」という書籍は、
老後は、月々いくら赤字になるのか
という視点で、老後のために貯めておく資金を考える本です。
老後の生活費をおさえる知恵や、老後の保険の見直し方法など、具体的な策が多いのでかなり参考になりました。
まどか
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