「建売住宅」と「注文住宅」どちらで家を購入しようか、迷いますよね。
\どちらもメリットあり/
- 建売住宅だと、費用と時間を節約できる。
- 注文住宅だと、自分たちが納得する家を建てられる。
双方にメリット・デメリットがあるし、一生に一度の買い物だと思うと頭を悩ましてしまいます。
私たちは注文住宅を購入するために、2年以上いろんなハウスメーカーと打ち合わせをしました。
しかし、納得した間取りを作ろうと思うと、どうしても予算オーバー。
ウダウダ話が進まないうちに、たまたま狙っていた土地に建売住宅が建つことになり、気に入ったのでそのまま購入。
そして、注文住宅が欲しかったにも関わらず、住んでみるとその建売住宅に大満足できたのです!
建売住宅に大きなメリットを感じました。
と、同時に
やっぱりデメリットもあるなぁ。
という部分もありました。
そこで!
購入者だからこそ言える経験談であったり、個人的な意見をふんだんに紹介しながら、建売住宅のメリット&デメリットを紹介したいと思います。
ハウスメーカーの営業トークよりは、もうちょっと身近に感じられる内容になっているはず!
まどか

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一般的によく言われる建売住宅のメリットとデメリット
一般的に言われる建売住宅のメリットとデメリットは、ネットで調べればサイトが教えてくれます。
\建売住宅のメリット/
- 打ち合わせの時間が不要!気に入れば即購入できる
- 同じような家が建ち並ぶので景観が良い(個性は出せないが)
\売住宅のデメリット/
- 建売住宅は低品質!長くは住めない
- 自分たちの好みの間取りにならない
- ステータスにならない
実際に調べてみたところ、こんな感じでした。
ちなみに、「建売住宅は低品質」というデメリットが乗っていましたが、2005年の建築基準法改定により、明らかに粗末な家は建たないようになったのではないでしょうか。
(そのあたり、専門知識が乏しいので言及はしませんが。)
建売住宅のここがよかった!我が家が感じたメリット7つ
建売住宅のメリットやデメリットは、ネットで調べると一般的なことはすぐ出てきます。
ここからは、実際に建売住宅を購入したことで分かったメリットとデメリットを紹介しますね。
まずはメリットを7つ、みていきましょう。
①お値段以上のクオリティの家に住めた
私たちが実感していること、それは「値段以上の良い家に住めたなぁ」ということです。
それもそのはず!
同じ間取り・同じハウスメーカーでも、建売住宅は注文住宅よりもコストを抑えることができるのです。
建売住宅のコストが抑えられる理由はコチラ。
- 建売住宅は規格が決まっているので、材料を一括で取り寄せることが出来る。
- 何区画か同時に建築する場合、重機や人件費を抑えることができる。
- 間取りやデザインの打ち合わせが不要であり、人件費が削減できる。
我が家は地元では有名なAハウスメーカーの建売住宅を購入したのですが、このハウスメーカーは注文住宅もとりあつかっています。
だからこそ、同じ値段の場合のクオリティの比較が行えます。
我が家の建売住宅と、同じ値段(建物と外構1700万円)の注文住宅を比べてみた結果がコチラです。
- 建物の面積が約7坪、建売住宅の方が大きい。(40坪vs33坪)
- 坪数が大きいので、土間収納、パントリー、洗面所が広々。
- 注文住宅は4LDK、建売住宅は5LDK。
- 建売住宅には、電動シャッターや浴室乾燥機がついている。
- 建売住宅には、1階2階にそれぞれトイレがついている。
- 注文住宅は、別途で照明費用が必要。
文字だけでは伝わり辛い部分はありますが、パッと見た感じでも、かなりクオリティに差がありますよね。
もちろん一例ですので、ハウスメーカーによって差はまちまち。
ただ私たちが買った1700万円5LDKの建物を、注文住宅で建てようとするとプラス400万円はかかると言われたので、購入者としては大満足です♪
②費用が明確だから予算計画がたてやすかった
最初は注文住宅で計画をたてていたから分かるのですが、建売住宅は費用が明確!!
本当にわかりやすいんです!!
チラシに入っている2,890万円に土地も外構も照明も含まれてて、安心感がありました。
逆に注文住宅は、打ち合わせをすればするほど、オプションをつけたくなるし、壁紙、照明、キッチンなど少し仕様をかえるだけで値段が変わってきます。
地鎮祭などの行事、土地購入の仲介手数料だけでも数十万円が追加で必要になることも忘れてはいけません。
あっという間に予算オーバーになりました。
私たちのように予算が限られている人の場合は、建売住宅がおすすめですよ!
\諸費用の参考にしてみてね/
住宅ローンの返済計画|2800万円を長期固定で借りた我が家の場合。
③センスの悪い家にはなりにくい
建売住宅は、間取りも壁紙の色も、キッチンや照明も、プロがトータルコーディネートします。
販売側のハウスマーカーも、住宅の売れ残りは絶対避けたいものなので、万人ウケするようなセンスのいい建売住宅をたてます。
なので、家具の仕様を大失敗しなければ、センスの悪い家にはなりません。
家事動線が考慮されていたり、便利な場所に収納があったりと、
「私が1から間取りを考えていたらこんな良い家にはならなかったな~。」
と、日々実感しています。
間取りやデザインのことがよく分からないな~と思っている人は、建売住宅がおすすめですよ。
もし注文住宅を考えている人も、まずは大手ハウスメーカーの建売住宅を、できるだけ多く見学し、良いところをたくさん真似してくださいね♪
まどか
④注文住宅よりも間取りや設備に後悔しにくい
自分や周りの人の言葉から感じた精神的なメリットを紹介します。
建売住宅は、完成した建物を見て購入するので、間取りや設備を目で見て納得してから購入することが出来ます。
もし不満な部分があっても「建売住宅だもん、しょうがない」と、「妥協」や「諦め」をすることはあるでしょう。
しかし、建売住宅の場合は、不満はあっても間取りや設備自体に「後悔」という心理は起こらないのではないでしょうか?
「後悔」というのは、「選択肢」があって初めて抱く感情です。
「あの時、ああしていればよかった~!」など。
でも、建売住宅はそもそも間取りや設備を選んでいないので、家の細かい部分に「後悔」することはありませんよ。
もし建売住宅を買ってから後悔することがあるとすれば「この家、買わなきゃよかったー!」の後悔です。
建売住宅は「後悔」という負の感情が起こりにくいという点で、精神的なメリットを感じました。
逆に、注文住宅の場合はほとんどのことを自分たちで選ばなければいけません。
「ここの収納を作ればよかった~!」
「引き戸にすればよかた~!」
「壁紙の色、なんか変~!」
など細かい部分の後悔している友達もいます。
「注文住宅を建てた場合、3回建てないと納得する家はたたない」
と言われるほど、一発で完璧な設計は出来ないものです。
まどか
⑤完成前に契約をしたので、他人に家を見学されなかった
建売住宅のデメリットの1つに、「たくさんの人に住宅を見学されてしまっている」という点があります。
完成後に購入する場合、1番最初に見学&即購入というパターンでなければ、すでに誰かが見学してしまっていることになりますよね。
なんだか「新品」ではない気分になりませんか。
でも、私たちは完成前に契約書にサインをしたので、他人に家を見学されることなく、購入することができました。
「完成した家を見てから購入を考慮できる」というのが建売住宅のメリットではあるのですが、以下の理由で完成前購入にふみきっています。
- 土地自体が前から狙っていた場所である。
- 注文住宅だと予算オーバーで手が届かない土地であった。
- 建売住宅が建ったことで、予算内に費用が収まった。
- 人気の地区なので、早期に売れてしまいそうだった。
- 同じハウスメーカーの建売住宅を見学し、仕様が気に入っていた。
- 今まで見た100種類以上の間取りと比べ、断トツで間取りが良かった。
もう私たちにとっては、「運命」としか思えないほど、最高の物件でした。
3軒並んで同時に建築が始まったのですが、残りの2軒も完成前に売れています。
本当に早めに契約してよかったと思いました。
まどか
⑥地元では大手のハウスメーカーだから信頼できた
建売住宅のデメリットとして、他のサイトを見てみると「欠陥住宅が多い」という点が不安ですよね。
私たちが契約したハウスメーカーは、ハイクオリティの住宅ではなく、中間層の庶民に向けた家を販売しています。
ハイクオリティで長期優良住宅ではないものの、地元では売り上げ件数1位の大手企業です。
つまり、
欠陥住宅をたてればすぐにうわさが広まり、今後購入者がいなくなってしまうので、ハウスメーカーとしてもなるべく欠陥住宅は作りたくないと思っているはず
と認識し、ハウスメーカーを信用して問題ないと思いました。
まどか
⑦同世代&同じような生活レベルのご近所さんがいて、とっても心強い
注文住宅とは異なり、建売住宅は何軒かならんで建つことが多いです。
そして、価格帯はほぼ同じような家なので、隣接するご近所さんとの生活レベルが似ていることが多いのではないでしょうか。
実際に私の隣のご家族さんとは、生活レベルが似ているので、話していても気取る必要がありません。
「あそこの家は高級なハウスメーカーだから、うちよりも1000万円くらい高いんだろうな~。」とか、いらんことを考えなくて済みますよ(笑)
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建売住宅のここが残念!デメリット3つ
自分たちは購入した建売住宅に、大大大満足をしているのですが、それでもデメリットはあります。
3つ紹介させていただきますね。
①自分たちの希望に沿った家を探すのが大変
私たちは家を探し始めてから、引っ越し完了までに3年弱かかっています。
買ったら一生住み続けることになるので、絶対後悔したくない!と思うと、やはりマイホーム購入は慎重になりますよね。
注文住宅であれば、お気に入りの土地が見つかれば、建物は自分たちの好みで建てればOKです。
建売住宅は「土地」と「間取り」、どちらも気に入ってこその購入なので、理想の住宅が見つける道のりが大変でした。
②つけたかったカーポートがつけられなかった
家を買ったらこのカーポートをつけよう!と狙っていたカインズホームのカーポートは、下水道の通り道の加減で、思い通りにつけられないことが判明しました。
他のカーポートなら対応できるのですが、それだと予算オーバーになります。
また、2階の屋根からカーポートに雪がすべりおちる位置にあるため、カーポートが破損するリスクもあります。
注文住宅なら、後からつける予定の設備も、それを考慮して設計することができますが、建売住宅では細かい調整が出来ないのが難点ですよ。
③間取りや値段が他人にバレバレ
メリットの部分で、建設が完成する前に契約をしたため、他人に見学をされることはなかった点を紹介しました。
しかし、建設中からすでにハウスメーカーは建売住宅の広告を配り始めます。
おかげで、私たちの家の間取りや値段が、他人にバレバレ!
これって防犯的にはどうなのかな?と疑問に思います。
納得して建売住宅を購入する4つのポイント
建売住宅、注文住宅、どちらにせよメリットとデメリットはあります。
それでも、なるべく納得して建売住宅を購入するために、おさえておくべき4つのポイントを紹介します。
①あらゆることを把握&納得してから買う
注文住宅は、自分たちであらゆることを決めていくので、ほとんどのことを把握した状態で購入することができますよね。
それに比べ、建売住宅はすでに完成しているため、「あとから知って後悔する」という事態が起こりやすくなります。
「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないためには、購入前に「あらゆることを把握し納得する」という作業が必要ですよ。
不満に思うことでも、「買う前から知っていて、納得した状態で購入」することが出来れば、後悔せずに済みますよ!

②同じ会社の他の建売住宅を見学しに行く
狙っているハウスメーカーの見学会、これは絶対にこまめに行っておいた方がいいです。
特に建設中に購入をしようとしている人は、絶対!
- 壁紙や床の材質・色
- キッチンの広さや食器棚の使い勝手
- 隣の家との距離感
- 家の壁の材質や色
このあたりを見ておくと、自分たちが購入する家の内装や雰囲気が、想像しやすいです。
もし「今すぐ購入はしないけど、1~2年後くらいにここのハウスメーカーで買いたい」と考えている人も、早いうちから狙っているハウスメーカーの建売住宅は見学しておきましょう。
なぜなら、何年か経過すると、標準装備の設備がグレードアップすることが多いからです。
同じハウスメーカーで、私たちより1年早く建売住宅を購入した友達は、浴室乾燥機も電動シャッターも電動キーもついていません。
1年の間に、標準で装備される設備がグレードアップし、さらに便利で済みやすい建売住宅にパワーアップしたようです。
だから、早いうちから建売住宅を見学しておき、そろそろ買いたいなーと思ったときに、担当の営業マンへ「標準設備が近々かわることはありますか?」と聞いてみると良いかもしれませんね♪
③建築中ならカスタムを交渉してみる
建築完了前に購入なら、壁紙や設備を変更してくれる場合があります。
実際に私の家のお隣さんは、壁紙の色をもともとの仕様のものから変更していました。
壁紙、ドア、ドアノブ、キッチンの色など、早めに交渉してみる価値はありそうですよ。
ちなみに我が家は、運よく自分たちの好みの色調のデザインだったので、何ひとつカスタムをすることなく、納得した建売住宅を手に入れました。
④購入した友達に話を聞いてみる
ネットなどで口コミを調べるのも1つの手ですが、もし友達が同じハウスメーカーの建売住宅を購入しているのならば、率直に感想を聞いてみると良いでしょう。
私は友達の家にお邪魔させてもらい、良いところ&気に入っていない所を教えてもらいました。
- 「キッチンカウンターって必要ある?」
- 「お風呂とかトイレの大きさってどうなの?」
- 「キッチンって使いやすい?食洗機は必要?」
などなど、細かい部分まで聞いておくと、かなり参考になりますよ♪
まとめ
- 建売のおかげで400万円近くコストを抑えられた。
- 地鎮祭や地盤調査が不要!建売は予算計画がたてやすかった。
- さすがプロ!建売なら間取りもデザインもセンスがいい。
- 建売は自分で決めていない分「ああすればよかった」の後悔がない。
- 完成前に契約をすれば、建売でも見学会がない。
一生住み続ける家なので、本当に家選びは重要ですよね。
小さい妥協が必要な場面もありますが、「この家だ!!」とビビビと直感が働くこともあります。
情報収集をしつつも、家族で話し合い、納得して家を購入できるといいですね。
また、家選びと同様に、住宅ローンの銀行選びも重要です!
しっかりと金利やサービス内容を比べてくださいね。
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