あなたは、夫または妻がかけている保険、すべて把握していますか?
「もしも」の時に、相手の持病や服用している薬、分かりますか?
今回は、結婚後に夫婦で共有しておくべき7つの情報と、その理由を解説させて頂きます。
すでに結婚後何年もたち、子どもがいるよ!という場合も、今すぐ共有すべき内容になっているので、最後の項目まで目を通してくださいね。
まどか
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①お互いがかけている保険
家族がかけている保険、全部把握していますか?
さっそくですが、相手がかけている保険、把握していますか?
「もしも」があったときに、保険会社へ電話して、保証を請求することは出来ますか?
保険は親が加入してくれたから、自分が何に入っているかよく分からない。
保険の証書?封筒に入れたまま保管してるし、どこにあるか分からない。
結婚後、もしこんな状態が続いているのであれば、とってもやばい!(結婚直後のわれらですw)
医療保険や終身保険は、使ってこそ価値がある
「もしも」の時のために、せっせと毎月保険料を払っていたも、こちらから「請求」しなければ、保証のお金はもらえません。
軽い病気やケガでの入院の場合は、本人が退院後に請求し、お金をもらえばOKです。
しかし、もし亡くなってしまった場合、どんなにいい保険に入っていても、家族が請求しなければ、今までの保険料はムダです。
今すぐファイリングを!家族で共有すべし(できれば両親や親戚も!)
まずは、結婚後、お互いの両親に「私に何か保険ってかけてる?」と確認しましょう。
かけているものがあれば、名義や受取人、住所などを変更し、自分で支払い&保管します。
もしくは、本当にその保険を続けていく必要があるのか?を夫婦で話し合ってくださいね。
そして、家族全員分の保険の証書を、ファイリングしてください。(必要のない封筒や広告は捨ててね)
ファイリングしたものは、保管場所を夫婦で共有し、「もしも」の時にすぐ見れるようにしておきましょう。
まどか
ただ、夫婦が一緒に事故にあった場合や、災害の場合、自分たちにかけた保険が、子どもたちにちゃんと降りて欲しいですよね。
だから、両親や信頼できる親戚に、保険会社・保険内容・電話番号のメモを渡し、
「私たちに何かあったら、ここの保険を請求し、子どもたちに渡してね」
と言っておくと安心です。
②貯金・へそくりの所在
「もしも」の時に貯金が埋もれるリスクあり
「このお金は、誰にも言わずに秘密に貯めたヘソクリなのよね~」と、
こっそりお金を貯めておくのも楽しいのですが、あなたに「もしも」のことがあった場合、その貯金は誰にも使ってもらえず、埋もれていってしまいます。
子どものためにせっせと貯めたお金さえ、旦那が知らない場所に埋もれてしまったら、「大学資金」になりえたお金も「なかったもの」になってしまいます。
金額はともかく、所在だけでも共有を
ある程度まとまったお金を貯めているのであれば、その金額はともかく、通帳の所在だけでも共有しておくといいかもしれませんね。
我が家の場合、結婚前に貯めていたお互いの貯金も、娘のために貯めている貯金も、いつも使う銀行の口座も、すべて同じ場所に保管しています。
そして、何かあったら、その通帳と印鑑を頼りに、お金を引き出すことが出来るようにしました。
まどか
ただ、私の楽天銀行はネット銀行なので、通帳がありません。
私の在宅ワークで稼いだお金が、埋もれる可能性ありです・・・対策をとらねば。

ただし、信頼関係が怪しければ内密に
ヘソクリの所在の共有を!と言いましたが、ただしそれは夫婦での信頼関係ありきの考え方です。
考えたくはないのですが、夫婦どちらかが「よからぬこと」をしでかす可能性や、「あなた、こんなにお金もってるの?わけなさいよ!」なんて、勝手に相手の通帳の中身をみてしまうようであれば、やはりヘソクリは秘密にしておきましょう。
③財布に入れているクレジットカード・キャッシュカードの情報
財布の紛失時に、カード情報が必要になる
まずは失敗談を聞いてください。
先日夫が財布を無くし、一波乱ありました。
夫が落としたかもしれない場所を探しに行ったり、警察へ届け出に行っている間、私はクレジットカードの停止を依頼しようと、クレジットカード会社へ電話をしました。
しかし、かけてもかけても
と言われてしまい、なかなかカードの機能停止が行えませんでした。
クレジットカードには、会社ごとにいろんな種類があり、その種類ごとに紛失時の連絡先が違うということ、私はそのとき初めて知りました。
例えば、三菱UFJニコスの場合、3種類のカードに分かれています。
- MUFGカード
- DCカード
- NICOSカード
この3種類は、それぞれカードの機能停止のために連絡をする電話番号が異なっているため、種類を把握していない場合、めんどくさいことになります。(なりました)
夫はたまたま落とした財布に入っていたカードが、クレジットカード1枚だったからいいものの、たいていの場合は複数枚カードが入っているのではないでしょうか?
- クレジットカード3種類
- キャッシュカード2種類
- ポイントカード5種類
- 電子マネー
- 保険証
家計を握っている主婦の方なんかは、もっとたくさんのカードを持っているかもしれませんね。
財布に入っているものをリスト化&カードの連絡先をメモ!
財布を落とした場合、カード類は機能の停止&再発行をしなければいけません。
もし合計5枚のクレジットカードやキャッシュカードがあれば、早急に機能停止の依頼を電話しましょう。
が、しかし、この時
え?あの財布になんのカード入ってたっけ?
カードの種類なんてわかんないよ。
という状況になってしまうと、財布を落としただけでも辛いのに、さらに精神的に参ってしまいますよね。
しかも、気を付けていても財布を落とすときは落とすし、盗まれる時は盗まれます。
- 財布の中身
- カードの種類と失くしたときの連絡先
ぜひこれは、リスト化し、家族で情報共有してくださいね。
ちなみに、保険証は「機能停止」が出来ないため、失くさないでくださいね。
ただ、失くした場合でも、警察署に届ければ、悪用されたとしても「自分じゃない!」という照明になるため、悪質な支払いに応じる必要はありません。
それでも不安な場合は、個人信用情報の審査を厳重化してくれる「本人申告制度」に登録しておくという方法もありますよ。
まどか
▼持ち物を失くす不安を減らす▼
④夫婦&身内の電話番号
携帯電話がつながらない時に役に立つ
災害などの時は、携帯電話を持ち出せていたとしても、通信が込み合い制限がかかってしまいます
しかし、逆に公衆電話は、優先的に通信が行えるようになるため、公衆電話を使用することで、家族へ「自分は無事だよ!」と伝える手段になるのです。
この時に、
「え、電話番号しらない。LINEしか使ったことない。」
なんてことになったら、もちろん公衆電話なんて使えません。
携帯の電話番号、家の電話番号は、携帯電話のアドレス帳に登録しておきましょう。
そして、両親などの身近な人の電話番号は、手書きのメモを財布などに入れておくといいですよ。
ちなみに、出かけ先で、携帯電話を失くした時に、公衆電話から夫に電話をすることが出来たので、すでに助かりました。
(携帯やら財布やら、よくなくす夫婦なのです・・・汗)
⑤持病や内服薬
家族の持病・内服薬が分からないと危険
「家族に心配かけたくないから、持病は黙っておこう」
という考えは、リスクが伴います。
もし何かの事故にまきこまれ、入院が必要になったとき、あなたの妻や夫は、あなたの持病や内服薬を医師や看護師に伝えることができますか?
アレルギーなども、しっかり情報共有しましょう。
「実は、甲状腺の機能を補うホルモン治療を受けているんだ」
「以前この薬を飲んで、アナフィラキシーショックになったよ」
「実はC型肝炎ウイルスにかかっているんだ」
「牛乳を飲むと、どうもアレルギーが出るみたい」
「時々不安にかられることがあって、デパスというお薬を飲んでいるよ」
「骨折した時に、足に金属を入れたんだ」
とにかく、健康に関することは、共有してくださいね。(元看護師より)
重要なことを秘密にしておくことは、信頼関係にヒビが入る
健康に関することは、相手を不安にさせてしまうこともありますが、秘密にされてしまうと、
「私って信頼されていないんだ」
「何か他にも隠し事をしているんじゃないの?」
と、疑いの心が芽生えてしまいます。
健康、お金、仕事などの生活していくうえで重要なことは、早期に情報共有することをおすすめします!
⑥輸血や臓器提供の意思
宗教によっては輸血はNG
信仰している宗教によっては、輸血を拒否します。
そのため、あなたのパートナーが、宗教に入っている気配があれば、輸血についての希望を聞いておいた方がいいかもしれません。
まどか
臓器提供の意思は家族で話し合いが必要
臓器提供の最終決定をくだすのは、いつだって家族です。
(本人は脳死状態なので、意見を言えません。)
だから、元気なうちに、しっかりとお互いの思いを話し合ってくださいね。
意思表示カードを作成しても良いでしょう。(運転免許証の裏にも記入可能)
ただ、もし夫に「もしも」のことがあり、なおかつ夫が「全ての臓器を提供する」と断言していたとしても、直前になって自分が「提供したくない」と思ってしまうかもしれません。
その時に、「最終的には、私の意見を優先してもいいかな?」と声をかけておいてもいいかもしれません。
⑦病名・余命の告知の希望
健康や命の話が続きます。
今からは、病名や余命の告知の話です。
病名は本人に告知するのが現在の医療では一般的
現在の医療では、本人への病名告知は一般的で、十分な情報提供をして本人が納得したうえで治療を開始します。
だから、昔みたいに
「あなたの旦那さんはガンです。旦那さんに告知しますか?」
なんて聞かれることは、少なくなりました。
ただ、本人が高齢であったり認知症がある場合は、先に家族へ説明することもあります。
余命に関する告知の希望は、話し合ってみよう
病名に関しては、本人に告知することが一般的ですが、余命に関しては先に家族へ説明し「本人への説明はどうしますか?」と聞かれることが多いです。
とくに、半年、3ヵ月、1か月以内など、予想される余命が短いほど、本人への告知は悩みますよね。
- たとえ1週間でも、残された時間を知りたい!
- 自分は余命を知らずに、希望を持って過ごしたい!
状況によって、希望は異なるでしょうが、だいたいの思いを知っておくのは大切です。
年齢を重ねるごとに、こういう希望は変わることも多いため、年齢の節目節目に話し合っておくと、生きることへの価値観の理解がより深まりますよ。
まとめ
記事の終盤は、なんだか気が重くなるような話題に感じた方もいるかもしれません。
ただ、「ある記事読んだら、こういうこと話し合っといた方がいいって書いてあったよ」なんて話題をふり、夫婦で話し合ってみてください。
普段しないような会話ができ、お互いの考え方が深まるし、大事なことを話し合いやすい関係づくりに繋がりますよ。
とはいえ、急ぎでやった方がいいのは、保険の書類の整理と、財布の中身リストのメモです!
まどか
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